那珂川町も光通信によるCATVが4月から開通します。
テレビはほとんど見ないから個人的にはあんまり関心がないんですが、パソコンの仕事をしているので、ネット通信のインフラに関して興味津々で注目してきました。
去年の総務省の統計によれば、いままでもっとも普及率が高かったADSLを抜いて、光ケーブル接続(FTTH)がトップになりましたね。
トップになったとはいえ、地域の視点で見ていくと都市部から離れた農村部や山間地帯はまだまだ普及が進んでいません。
この原因は、田舎には利用者が少ないので光ケーブルの敷設がなかなか進まないことにあります。採算がとれませんから。
インターネットとう言い方が一般的ですが、実際にホームページを閲覧したりして利用しているのは「WWW=ワールド・ワイド・ウェブ」と言います。
ウェブは”クモの巣”の意味です。
”世界にクモの巣状に張り巡らされた(双方向)通信システム”
ということですね。
古来から国家は都市を中心にして発展してきましたから、人の交流は都市中央対地方という構造が基本になっています。
それは現代の社会でも変わりません。
その基本構造を越えて「何処からでも、何処にいる人とでも」コミュニケーションがとれる画期的なシステムとして登場したのがインターネット=WWWなわけですね。
このシステムでよりおおくの恩恵を受けられるのは、都市部から離れた離島や農山村のはずなんですが、現実はそうではありません。
経済的な背景から、通信インフラにおいても田舎は取り残されて来ました。
那珂川町の馬頭は山林が面積の7割を占めます。その為にいまだにADSLを利用できずにISDNでネットに接続している地域があります。
ケーブルテレビの開設でこの問題は解消できるでしょうね。
それから、栃木県北部は雷のおおい地域ですが、ADSLは雷に弱いんですよね。高速通信を実現するためにかなりデリケートな技術が使われていて、天候の変化のような自然環境からも影響を受けます。
光ケーブルを使えばその問題もクリア出来るはずです。
まあ、細かいところで気になる点はいくつかあるんですが、その辺は利用してみてまた報告したいと思います。
ところで、ITの世界に”デジタルデバイド”という言葉があります。
本来は「経済格差によってパソコンやインターネットの恩恵が受けられる人と受けられない人がいる問題」という意味でしたが、最近は「パソコンやインターネットを活用する知識を持つ人とそうでない人がいる問題」という意味で使われます。
せっかく通信インフラが充実しても、それを十分に活用できなければ意味がありません。
インターネットという世界に張り巡らされたコミュニケーションシステムがあり、日本の家庭へのパソコンの普及率はすでに飽和状態にあります。
それを正しく活用するための橋渡しをするのが、各地のボランティアやパソコン教室の存在です。
最近馬頭のセブンイレブンのすぐ前にパソコン教室が出来ました。
教室の名前は「宮田屋」といいます。
パソコン教室っぽくない名前ですが、昔は饅頭屋とか食堂をやっていたんだそうです。
じつは、うちでも小規模のパソコン学習会をやっています。そして「宮田屋」さんは友人です。
先日教室の様子を見せてもらいました。
教室の開設のために取得した検定資格の証書がずらっと並んでいました。
彼は去年までコンピュータ・プログラミングのプロとして大手企業でソフトウェアの開発をしていました。
しっかりした知識をもった人が指導者の立場に回ってくれるのは心強いことだと思います。
このところテレビや新聞でインターネットがらみの事件が頻繁に報道されていますが、ちゃんとした知識を持てば、いらぬ不安や警戒心を抱くことも無くなりますし、危険を回避することも出来ます。
パソコン教室「宮田屋」
0287-92-3559まずは無料体験で遊びにいらして、パソコンに触れてください。
通ってみるかどうかは、それからで構いません。
藤田 Eメール 2009年02月25日(水)00時02分 編集・削除
片山さんの花風ブログ楽しく拝見しています。インターネットの関連用語などへーと思ってみています。わからないことがわからないレベルですから。今後も楽しみにしています。
「宮田屋」さんの広告見ました。ITのプロが馬頭に集まってきて心強い限りです。
バーチャルの「馬頭村」立ち上がりそうですね。