7月25日に行われた、武茂川下り「武茂川楽校」の様子を見に行きました。仕事が入ってたので参加はしませんでしたけど(シンドイからじゃないっすヨ!)。
武茂川は八溝山を源流にして那珂川町の馬頭を通って那珂川に流れる小さな川です。川幅は狭いですが、天然の鮎や鮭が遡上してきます。
この武茂川を、子ども達がゴミを拾いながら川下りをするというイベントです。そして最後に、日本最古の砂金採取の文献記録が残る健武(たけぶ)の大鳥で砂金採りの体験とバーベキュー。
川下りのルートを地図ソフトカシミールで調べてみました。
国土地理院の航空写真を3D地図に貼り付け。昭和50年の撮影ですけど、たぶん景観はほとんど変わってないと思います。
上部の黄色いポイントがスタート地点の御前岩センターで、下部のポイントがゴールの大鳥橋のすぐ下。
ざっと、2.3kmぐらいですね。
このルートを川遊びをしながら3時間かけて。
11:00に大鳥橋の下に到着予定って聞いてたのになかなかゴール地点に現れず、待ってて日に焼けてしまいました。
その間、ご近所の方と橋の上で立ち話。
「川のすぐ向こう岸に家が建ってっぺ。あそこに金の精錬所があったんだよ。掘り出した岩を砕いて金を取り出してた。」
「ほ~!山の上の方かと思ってました。川のすぐそばなんだ。」
「山の上は佐竹時代(江戸以前)に掘った跡だな。おれの子どもの頃はまだ精錬所が動いてたから、トロッコで穴の中に入れてもらったりしたわ。」
「あっちに竹藪が見えっぺな。精錬所からあそこまで採掘の穴が続いてたんだよ。そういう穴がここらにはあっちこっちにあっから、今でもときどき陥没すんだ。畑にボコッって穴が空いたり。」
「精錬所で働いてた人は、何年か前に近所のじいさんが死んじゃって、もう居なかんべなぁ。」
ん~。直接話しを聞いてみたかった。
来た来た。
橋の上からリーダーの藤田製陶所のご主人に声をかけました。
おれ「おつかれさんです~~!みんなは~~?」
藤田「すぐ来るよ~。みんな遊んでてなかなか下ってこね~んだよ(笑)」
「カメラ濡らした~~!」って言ってた廣田さんが、川遊びの様子を撮った動画を「馬頭情報」サイトにアップしてますね。
ゴール地点の大鳥橋に全員到着して、砂金採り開始。
まず、カッチャというスコップの柄を90度に曲げたようなもので川底の砂をあさります。
その砂をゆり板でゆすると、比重の重い金が底に残るという仕組み。
なかなか砂金は見つからなかったようです。
採取ポイントとか、けっこう経験が必要だそうですからね。
こちらの方はけっこうな収穫。
川下りをしながら集めたゴミをみなさんで車に運び込んでいました。
大人も子どもも思いっきり楽しそうでした!
(今度ひとりで砂金採りやってみようかな・・・)