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2009.07.04

限界集落、カフェでおもてなし=全民家が「縁側開放」-定住者増狙い・静岡
7月4日5時23分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090704-00000014-jij-soci

 過疎と高齢化に悩む静岡市の中山間地域で月に2回、集落のすべての民家が縁側を開放してお茶を振る舞う「縁側お茶カフェ」が、静かな人気を集めている。都市部に住む人たちとの交流を通じ、定住人口の増加につなげようとの試みで、集落には活気が戻りつつある。

 この集落は、静岡市葵区大川地区にある「大間集落」。同市中心部から北に約40キロ、標高800メートルの傾斜地にある。茶やシイタケを生産する7世帯20人弱が暮らす限界集落だ。公共交通機関はなく、最寄りのバス停までは徒歩で約2時間かかる。

 1969年に周辺集落とともに同市に合併され、40年間で人口は5分の1程度に減少した。65歳以上のお年寄りが占める割合を示す高齢化率は80%前後になった。

 縁側お茶カフェは集落の全世帯が参加し、昨年4月にスタート。休憩料300円を支払うと、茶や自家製漬け物などのお茶請けに加え、住民との世間話を楽しめる。毎月第1、第3日曜日に開かれ、他県からの客やリピーターも多い。

 静岡大名誉教授で「大川地区活性化研究会」会長の小桜義明さん(64)は「行政の支援で箱ものを造り、維持に精いっぱいだった今までの地域活性化策は限界だ」と指摘する。地域政策が専門で、93年に集落へ移り住み、資金も人手も掛からない地域活性化を実践している。縁側カフェを切り盛りする森幸雄さん(70)の妻邦枝さん(66)は「山の中で来る人もいなかったけど、にぎやかになった」と話し、営業日が来るのが毎回楽しみだという。

なんか、花の風まつりと発想が似てますね。

長年離れていて馬頭にもどって思ったことのひとつは、小さな町は、大都市とちがっていろんなことが試せるだろうってこと。
環境についても町づくりについても、小さい町だからこそ出来ることがたくさんあるように見えます。

あとは、自分たちが変化していこうとする決断力とか行動力があるかどうか。柔軟な視点が持てるかどうかなんでしょうけど。